インタビュー|岩下歯科医院|甲斐市の歯医者・歯科

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山梨県甲斐市志田473

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昔からのお付き合いに加え、そのご紹介でいらっしゃる患者さまが多いですね

私は、より多くの方を診療するよりも、ご縁のあった方をよく知ってお付き合いし、末長く見守りたいと考えています。患者さまの背景を知って治療に役立てるというのも、そうした価値観に基づくものです。ゆくゆくは訪問歯科診療を拡充して、私の力の続く限りお口の健康をサポートしていきたいと思います。

生活背景を見て、全身を見て、お口を診療するのが、私のモットー

患者さまのことをよく知って、より良い治療につなげたいからですね。服用しているお薬など、お話を伺って分かることのほか、検査もよく行います。たとえば、むせに関係する舌の力を測る検査や口臭やむし歯に関係するだ液量を調べる検査、むし歯や歯周病に関係するだ液の性状を調べる検査も行っています。歯周病と全身疾患に関係する細菌を調べるPCR検査は、重症化予測に欠かせません。この他、かむ力の検査や口唇の力を調べる検査なども行って、様々な角度から疾患の原因を探る体制をとっています。

症状の原因に全身疾患が隠れていることもありますから、よく知るに越したことはないですね。患者さまにもそうしたことを理解してもらって、お付き合いしています。

カウンセリングでももちろん、その方の背景を知ることを重視

お口の状態だけで治療計画を決めることはできません。どういう仕事をされている方なのか、どんな家族関係だとか、家に要介護の方がいらっしゃって通いづらいとか、背景を知ってからです。たびたび出張で地元を離れがちという場合もあるかもしれませんね。

そういった事情を考慮して、治療の段取りを決めていきます。治療箇所を速やかに処置しなければならないものと保留できるものに分け、急がないものは生活が落ち着いてから着手します。

苦手な分野こそ勉強と思い、日本小児歯科学会の会員に

大学の研究室で深く学んできたのは、顎関節と義歯に関することです。一方、当時はお子さまの治療には苦手意識がありました。でも、開院したらそんなことは言っていられません。責任を持ってお子さまの診療に取り組むため、日本小児歯科学会の会員になって勉強することにしました。そして、今では日本小児歯科学会関東地方会の幹事をしています(2021年時点)。

今後もし時間が取れたら、もっと多くの方に訪問歯科診療を

1993年の開院から年月が経ち、訪問歯科診療の需要はすごく高まっているのを実感しています。私としても、今までお付き合いくださった患者さまが通えなくなっても、末長く見守りたいという思いがあります。でも訪問歯科診療には時間も体力も必要で、医院での診療もあるため、今は細々としか対応できていません。もっと時間が取れるようになったら、その分は訪問歯科診療に使いたいと思います。

院内を開放感あるデザインにしたのが、自分なりのこだわり

私はデザイン関係の仕事に就きたいと思っていたほど、デザインには興味があります。看板などには私のこだわりを反映してもらいました。天井には雲が浮かぶ空の模様を取り入れ、窓からの景色と一体となって開放感を演出するようにと考えました。まるで公園で診療しているかのように風を感じながらソフトクッションの上で、患者さまにはリラックスしてもらえたらと思います。